事故に遭い「お前、ひかれたんやで」

大阪梅田の繁華街でおきた乗用車の暴走事故。死傷者は11人にのぼっている。
このうち、頭蓋骨骨折の重傷を負った建設業の男性が入院中の病院でメディアの取材に応じたという。
男性は、歩きながら妻に電話を掛けようと目線を一瞬携帯電話にむけた。その時、叫び声が響き渡り、正面を見ると黒いプリウスが目の前に見えた。
ぼんやり意識が戻った時は、歩道上に倒れ込んだ状態だった。隣を歩いていた同僚は、間一髪で免れ、男性に「お前、ひかれたんやで」と声をかけたそうだ。男性はそれで事故に巻き込まれたとわかったが、今でも事故の瞬間の記憶がないという。
それから病院に運ばれ、夕方妻と子供4人が駆け付け「家族の顔を見た瞬間、生きていて良かったという思いがこみ上げてきた」と話した。
暴走車を運転していたのはビル管理会社経営の大橋篤さん(51)。既に死亡しているが、事故当時、体調異変で意識を失っていた疑いも出ているという。
理由は、交差点西側の路肩から急発進後、約150メートルにわたって一直線に歩道まで突っ込んだにも関わらず、ハンドルには操作された形跡がなかったからだ。
この事故で現在、男女9人が病院で治療を受けており、大阪府高槻市の女性(28)が意識不明の重体だという。また、8人が足や頭部を骨折するなどの重軽傷を負ったととされている。
大阪梅田では以前にも交通事故が起こっている。人通りが多い場所だけに被害も大きいだろう。原因の解明が急がれる。